ドーナツチェーン店「ミスタードーナツ」が福岡県朝倉市と大阪市で販売した「もちもちくるみ」に異物が混入していた問題で、茨城県は15日、食品衛生法に基づき、生地を製造した冷凍食品メーカー「ニップン冷食」(東京都渋谷区)竜ヶ崎工場(茨城県龍ヶ崎市)を立ち入り調査した。
その結果、原料のクルミに異物が混じっていた可能性が高いことがわかった。
茨城県によると、クルミは米国産で、中国や日本国内で砕いてから、同工場に納品された。同じ原料の小麦粉や砂糖はふるいにかけ、異物を除去していたが、くるみはそのまま小麦粉に混ぜていた。
県は工場に対し、再発防止のため、エックス線検査機を導入するなどして、異物の除去を徹底するよう指導した。