県によると、認定基準はこれまでと変わらないが、委員を説得して再任に承諾を取り付けたという。
同県の審査会には最高裁判決後、3160人(12日現在)が認定申請しているが、いずれも未処分のまま。一部は国と同県、チッソを相手取り損害賠償を求めて提訴している。
審査会委員は、複数の症状の組み合わせが必要とした認定条件に沿って審査しても、棄却された人が次々に司法に救済を求めれば、審査会の存在意義が失われるとして再任に難色を示していた。
一方、国は新たな救済策づくりに向け、4月から未認定患者の実態調査を始める。
http://www.asahi.com/national/update/0115/SEB200701150010.html