長崎県の金子原二郎知事が、自民党の谷川弥一・衆院議員(長崎3区)の党副幹事長就任を祝う懇談会の開催を呼びかけ、県秘書課職員に案内状の送付や出欠確認をさせていたことが分かった。
懇談会は、谷川議員の「迷惑をかけるので辞退したい」との意向で中止になった。
秘書課によると、懇談会は金子知事と松藤悟・長崎商工会議所会頭が呼びかけ人となり、長崎市内の料亭で今月22日、会費2万円で開く計画だった。
昨年末、知事の指示で同課が窓口になり、地元経済界などの約80人に案内状を送った。あて名書きや発送は、秘書課長と同課の総括課長補佐が業務時間外に行い、切手や封筒代は会費で賄う予定だったという。