千島列島を震源とした13日の地震で、気象庁は津波注意報を解除した後の14日午後、鹿児島県などで同日未明に最大で高さ40センチの津波が観測されていたと発表した。
気象庁は13日午後10時10分、津波注意報をすべて解除したが、14日午前0時4分に鹿児島県トカラ列島の中之島で高さ40センチ、午前1時27分には、高知県室戸市で高さ30センチの津波が観測された。両地域には、地震発生以降、津波警報や注意報は出されていなかった。
同庁では「津波があるとしても被害の心配はないと判断して解除したが、解除後も半日ほど海面の変動は続くと注意喚起していた」と話しており、注意報の出し方や解除に問題はなかったとしている。