殺処分するため、炭酸ガスの入ったタンクを準備する職員ら=本社ヘリから
作業は午前9時半ごろから始まった。職員は、保健所の医師らの問診を受けた後、白い防護服を着用。ゴム手袋、マスク、ゴーグルを着けて、養鶏場の鶏舎に入った。バケツに鶏を入れてふたをし、二酸化炭素を注入して窒息死させ、死んだ鶏はビニールなどで密閉。その後、焼却する。約8000羽の鶏を処分する予定で、作業は夕方まで続く見込みだ。
この養鶏場では、三つある鶏舎の一つで、飼っていた鶏4000羽のうち3800羽が、13日までの4日間に死んだ。動物衛生研究所(茨城県)の鑑定で、鶏の検体からH5亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。
県は感染の拡大を防ぐため、13日午後6時から、この養鶏場から半径10キロ以内にある計16の養鶏場からの鶏や卵などの移動を禁止している。
http://www.asahi.com/national/update/0114/TKY200701140114.html