富士通が家電見本市に展示した新パソコン。表示装置がなく、薄型テレビなどに接続して使う
富士通はこのパソコンを11日まで米ラスベガスで開かれていた世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に参考展示した。
米マイクロソフトが今月末発売する個人向けの新基本ソフト「ウィンドウズ・ビスタ」を搭載。ネットで高画質の動画を取り込みやすくした。上位機種は400ギガバイトのハードディスクドライブを備え、デジタル放送が48時間録画できる。
テレビ録画機能がついたテレビパソコンは、単品の薄型テレビより画質が悪いという指摘もあった。大画面の薄型テレビが急速に普及しているため、テレビを表示装置として使えるパソコンを売ることにした。リビングで使いやすいように、テレビから離れて無線操作できるキーボードとマウスもつけた。店頭価格は上位機種が18万円程度、下位機種が9万円程度の見通し。