養鶏場に大量に運び込まれる消毒用石灰=13日午前9時4分、宮崎県清武町で
「H5亜型のA型インフルエンザが確認された」と記者会見で発表する長友育生・県農政水産部長(中央)=13日午後6時、宮崎県庁で
H5亜型の鳥インフルエンザは05年6月に茨城県の養鶏場で確認されている。この時は毒性の弱いタイプだったが、今回は鶏が大量死していることから強毒性とみられる。農水省によると、ウイルスの型がさらに詳しく判明するのには、あと数日かかる見込みだ。
この養鶏場では約1万2000羽の肉用種鶏を飼っていたが、13日に新たに約1400羽が死んだ。県は家畜伝染病予防法に基づいて、14日から残りの約8200羽を殺し、死体やふんなどを焼却か埋めるかして処分した後、養鶏場を完全に消毒する。
また、感染拡大の有無を確認するため、半径10キロ以内の16の養鶏場(計約33万羽)の鶏や卵の移動も13日から禁止された。これらの養鶏場は12日から移動を自粛していたが、少なくとも今後1カ月弱の間は移動できなくなる。
http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY200701130296.html