武雄市の樋渡啓祐市長は12日、「佐賀のがばいばあちゃん課」を3月末まで存続させ、観光客誘致に取り組むことを明らかにした。本来は今月中にも解体予定だったが、同市をメーンロケ地にして放送されたテレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」の人気が高いことなどから存続が決まった。ロケ地ガイドの養成講座も21日に開く予定。参加者を募っている。
佐賀のがばいばあちゃんは、貧しさに負けず明るく生きる祖母と少年の生活を描いた作品。4日、武雄市をメーンロケ地にしたフジテレビのドラマが放送され、ビデオリサーチの調査では北部九州地区で21・6%の高視聴率を記録した。
旅行会社のロケ地ツアーも人気で、今月中に1500人のツアーが企画されているほか、3月末までに4社計約6千人のツアーが組まれている。
このため武雄市は、4日のドラマ放送後に解体予定だった佐賀のがばいばあちゃん課(2人)を、3月末まで存続させることを決定。観光客にロケ地を案内するガイドも養成する。樋渡市長は「ドラマで全国に知られた武雄を観光客誘致と結びつけたい」と話した。
ガイド養成講座はロケ隊が食べた「がばいロケ弁当」込みで参加費千円。定員50人(先着順)。同課(0954・23・5353)へ。
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