自民党が名実ともに「都政与党」の座を得るための決定だが、石原氏自身は、過去二回の都知事選で政党の支援を受けていない。今回、同党の推薦を受けるかが焦点だ。
石原氏は昨年十二月の都議会で、三選出馬を表明。既に自民党都連は石原氏の推薦を決め、党本部推薦を求めていた。
自民党は、二〇〇五年の衆院選で石原氏の三男宏高氏を東京3区で公認して初当選させ、長男伸晃氏(同8区)を都連会長に据えるなど、石原氏が推薦を受けるよう布石を打ってきた。
都知事選をめぐっては、民主党が独自候補を擁立する方針を決め、候補者の選定を進めている。共産党は元足立区長の吉田万三氏の推薦を決定している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070112/eve_____sei_____000.shtml