七日夜、フジテレビ系列で放映された情報番組が、納豆二パックを二週間食べ続けてダイエットに成功した男女の事例を紹介。翌日から各地のスーパーなどでは若い女性を中心に納豆の売り上げが急増し、品薄、品切れ状態になった。
「金のつぶ」などの商品名で納豆を製造するミツカン(愛知県半田市)は十一日、自社ホームページに納豆製品の品薄、品切れについておわびを掲載した。担当者は「初めての事態」と驚いている。
同社には放映翌日に通常の三倍の注文が全国から殺到。現在、国内三工場で二十四時間フル稼働で量産しているが、生産に三、四日かかるため、しばらく安定供給は難しいという。
こうした騒動について群馬大の高橋久仁子教授(栄養学)は「これまでもココアや寒天がダイエットに効くという情報に消費者が振り回され、品薄状態になったが、一つの食品を極端に摂取すると、栄養のバランスに問題がある。このような方法で仮にダイエットに成功しても、体重を維持し続けるのは困難」と忠告する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070112/eve_____sya_____004.shtml