大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)が消費期限切れの牛乳を使ったシュークリームを製造・出荷するなどしていた問題で、同社で洋菓子を製造している5工場すべてに対し、地元自治体が12日までに立ち入り検査に入った。
同社によると、問題が発覚した埼玉工場(埼玉県新座市)と、泉佐野(大阪府泉佐野市)、札幌(札幌市)の計3工場が11日に検査を受け、野木(栃木県野木町)、九州(佐賀県吉野ヶ里町)の2工場には12日午前に検査が入った。
検査内容は、原材料の衛生管理の実態や、施設の管理状況などという。
同社は「消費者の不安を解消するため、さらに詳しい情報開示をできないか検討中」としている。