判決によると、4被告は03年5〜6月、東京に事務所を置く金融業者「アクセス」などと称し、八尾市の妻(当時69)らに「そこに住まれへんようにするぞ」などと何度も電話をかけ、計約27万円を脅し取るなどした。生活に困窮した妻と夫(同61)、妻の兄(同81)は同年6月14日、JR大和路線の線路で自殺した。
宮崎裁判長は、4被告が被害者に借り入れの意思がないのに一方的に金銭を振り込み、難癖をつけて返済を認めなかったと指摘。「昼夜問わずに(夫婦宅の)付近住民らに電話をするなどした取り立ての厳しさは、被害者を自殺に追い込むほど悪質だった」と述べた。
事件をめぐっては、同グループの資金管理役だった長野和人被告(34)=控訴中=ら2人が昨年9月に懲役4年、罰金100万円の判決を受けている。
http://www.asahi.com/national/update/0112/OSK200701120013.html