東京都新宿区内のビルで04年10月に発生した架空請求詐欺グループの仲間割れによる男性4人殺害・暴行死事件で、いずれも殺人や死体遺棄などの罪に問われている会社役員伊藤玲雄(32)=東京都板橋区=、同阿多真也(28)=同世田谷区=、パチンコ店員鷺谷輝行(27)=同練馬区=の3被告に対する公判が10日、千葉地裁(彦坂孝孔裁判長)であった。弁護側は最終弁論で「殺害したとされる3人のうち1人については殺意はなく、殺人罪は成立しない」と述べ、減刑を求めて結審した。
検察側はすでに、伊藤、阿多の両被告には死刑を、鷺谷被告には無期懲役を求刑している。判決は4月16日に言い渡される予定。
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