埼玉県は同日、事実確認をするため、食品衛生法に基づき、埼玉工場を立ち入り検査した。
東京都中央区の本社では藤井林太郎社長らが会見し、謝罪。「生活者、関係各所に不安、ご迷惑をお掛けした。誠に申し訳ありません」と頭を下げた。
さらに、「品質管理態勢、対応が不十分だった」と述べた。
また、藤井社長らは昨秋からの調査で、埼玉工場ではほかにも(1)期限切れ牛乳を七回使用(2)アップルパイなどに使っているりんご加工品の賞味期限切れを四回使用(3)プリンの消費期限を一回、社内基準より一日長く表示(4)細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」を出荷−したことを明らかにした。
藤井社長は「管理や認識の甘さから、期限切れの原材料は使用しないという社内規定が守られなかった。公表するという考えに至らず、深くおわびする。判明後は在庫管理シートを改定し、二重三重のチェックに努めている」と説明した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070111/eve_____sya_____007.shtml