ゼンリン(北九州市)の住宅地図ソフトを無断複製し、インターネットオークションで販売したとして、福岡県警生活経済課などは10日、著作権法違反容疑で宮崎県小林市の造園土木業の男(29)を逮捕した。
男は全国約250人に販売、約120万円を売り上げていた。同課は被害総額が約1億200万円に上るとみて調べている。
調べでは、男は昨年9月下旬から10月下旬にかけ、ゼンリンの電子住宅地図のソフトウエア154点(正規価格計約236万円)をDVDに無断複製し、インターネットオークションに出品。落札した山口県周南市の住職(62)ら3人にそれぞれ5000—1万円で販売した疑い。
男はインターネット上で不正に流通していた地図データを、ファイル交換ソフトを使って入手。借金があり「簡単に収入になるためやめられなかった」などと供述しているという。
福岡県警が昨年9月、ネット上の不正を調べるサイバーパトロール中に、安く出品されているソフトを発見した。
ZAKZAK 2007/01/11