判決によると、村上被告は知人と元妻の計3人と共謀し、04年11〜12月、商品を入手できないのに、ヤフー(東京都港区)が運営する「ヤフーオークション」にカーナビゲーションや液晶テレビなどを次々に架空出品。落札した東京都や兵庫県などの男女計48人に総額約750万円を振り込ませ、商品を送らずに金をだまし取った。同被告が犯行を計画した。
被告側は「商品は発送するつもりだった。詐欺罪は成立しない」と主張していたが、鈴木裁判長は「資金不足で事業が立ち行かなくなるのが分かっていたのに出品を続けており、詐取の意図は明らか。インターネットオークションの社会的信用を傷つけた責任は重い」と述べた。
http://www.asahi.com/national/update/0111/SEB200701110005.html