【スター・ウォーズ】
来場者でごった返す会場に、人気映画「スター・ウォーズ」の名物キャラクター「R2−D2」の姿があった。アトラクションと思いきや、実はこれ、模型ではなくプロジェクター。頭部が映写機になっていてDVDやテレビゲーム、写真などを最大80インチの大きさに映写できる。
映画では、ヒロインのレイア姫が助けを求める姿をR2−D2がホログラフで映し出すシーンがあるが、それをほうふつとさせた。
プロジェクターは、CDやメモリカード、アップルコンピュータの携帯プレーヤー「iPod」にも対応する、映画さながらの多機能ぶりだ。
気になる価格は2500ドル(約30万円)。米国と日本でこの夏にも発売予定で、初年度1万台の販売を目指すという。
開発したのはラジコンで有名なニッコーという日本が本社の企業。取材中に突然、ダース・ベイダーが来襲。恐る恐るR2−D2についての感想を聞くと、あの低い声で「…イッツ…ナイス」との言葉をいただいた。
【iPodカラオケ】
会場には、このR2−D2を含め「iPod」対応機器が数多く展示されている。中でも目を引いたのは、米doPi社の「iPodカラオケ」だ。iPodをテレビやパソコンのモニターにつなぐと、カラオケと歌詞の字幕が流れる。
「karaoke.com」というサイトから楽曲や字幕の有料ダウンロードが必要で、現状は英語の曲がほとんどのようだ。しかし、マイクが1本付いて59ドル(約7000円)。日本語対応版を出してテレビ通販で売れば、人気になるかもしれない。
【念力…】
会場の一角に、怪しげなヘッドギア姿で立っているおじさんが1人。2メートルほど先で、ホースのない掃除機のようなマシンが動いたり止まったりしている。
聞けば、米ニューロスカイ社が開発した脳波を感知するシステムを利用したマシンで、集中力が高まるとマシンが脳波をキャッチし、動き出すのだとか。家電も集中力で動かす時代がやってくるのかもしれない。
ZAKZAK 2007/01/11