佐賀県警唐津署は10日、昨年12月24日にわいせつ目的略取容疑で逮捕した指定暴力団山口組系組員(21)について、被害届が虚偽で容疑事実はなかったと発表した。被害者を装ってうその届け出をしたとして、虚偽告訴の疑いで佐賀県唐津市の無職の女(20)を逮捕した。
同署は今月7日に女と共謀した詐欺容疑で組員を逮捕している。
県警によると、女と組員は先月22日に出会い系サイトで知り合い、同24日まで一緒に行動したが、女は「出会い系で遊んだことを友人に知られたくなくて、うそをついた」と供述しているという。
調べでは、女は組員と別れた後の先月24日、かみそりで腕を傷付けて友人に付き添われて唐津署を訪れ「監禁された」と虚偽の被害を届けた疑い。
2人の詐欺容疑は、先月22日に唐津市の消費者金融会社で、融資用カードを転売目的で不正に作成した疑い。
ZAKZAK 2007/01/11