KDDI(au)は10日、パスワードを入力せずに電源を切ると、2時間にわたって全地球測位システム(GPS)で自動的に居場所を追跡する子供用の携帯電話を、1月下旬に発売すると発表した。
子供が連れ去りなどの犯罪に巻き込まれ、携帯の電源が犯人に切られた場合でも、居場所を把握できるとしている。
新商品は、「ジュニアケータイA5525SA」と、「Sweets cute」の2種類。市場価格はいずれも1万円前後と予想している。
パスワードを入力せずに電源を切ると、カメラが作動してその場の様子を撮影する。映像と位置情報は登録した親などの携帯電話に自動送信する。GPSの位置情報を基に、1分ごとに居場所を把握し、追跡する。位置は親などが携帯やパソコンの専用サイトで確認できる。子供が端末の「防犯ブザー」を押した場合も、同様に撮影や追跡を自動的に行う。