同社の広報担当者によると、昨年11月8日に埼玉工場(埼玉県新座市)で製造された2000個。社内調査によれば、原料となる牛乳60キロの消費期限が前日に切れていたにもかかわらず、製造担当者が使うことを決めたという。「捨てるのはもったいない。においをかいで問題ないと思った」と言い、「2年前にもやったかもしれない」と話しており、同社で調査を進めている。
同社は11月13日には事実を把握。広報担当者は「出荷時の細菌検査に問題はなく、健康被害の苦情もなかったので公表しなかった。認識が甘かった」と話している。
同工場が当日製造したシュークリームは計1万個。東京など関東のほか福島、静岡、新潟の3県に出荷されたが、問題の2000個がどこに行ったかは特定できないという。
http://www.asahi.com/national/update/0110/TKY200701100407.html