東京弁護士会は10日、人権擁護活動に尽力した個人や団体に贈る「人権賞」に選ばれた大谷藤郎・国際医療福祉大総長(82)など1個人2団体を表彰した。
人権賞は、再審事件の支援や公害、福祉など様々な分野で活躍した在野の人を励ますために創設され、表彰は今回で21回目。
受賞者は、ハンセン病元患者や精神障害者に対する差別を解消するための活動に貢献した大谷氏のほか、救援組織の相互連絡を行っている「救援連絡センター」(山中幸男事務局長、港区)、日本人男性とフィリピン人女性の間に生まれた子どもの認知請求などの支援を行っている非営利組織(NPO)「JFCネットワーク」(阿蘇敏文理事長、千代田区)の2団体。