4月からの運用は警視庁と北海道(北見方面のみ)、大阪、神奈川、愛知、奈良の各道府県警。そのほかも順次、数年かけて整備される予定。
位置情報の把握は高速データ通信が可能な「第3世代」の機種が対象で、現在使われている約3分の2が該当。電波を中継する基地局の位置や全地球測位システム(GPS)のデータを利用する仕組みで、住所の「丁目」辺りまで特定が可能。条件次第では半径数メートルの範囲まで判明する。
同庁によると、昨年1〜11月に全国で受けた110番通報は834万6315件(前年同期比2.2%減)。60.6%が携帯電話やPHSなど「移動電話」からの通報だった。警察官が現場に到着するまでの所要時間は平均7分10秒。パトカーを効率的に指揮するシステムを導入して05年までの2年間で7分3秒まで短縮してきたが、再び遅くなった。
http://www.asahi.com/national/update/0109/TKY200701090412.html