【ラスベガス=小山守生】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は8日、米パソコン大手アップルコンピュータが、米国市場で携帯電話機事業に参入すると報じた。
米携帯電話最大手のシンギュラー・ワイヤレスの加入者向けに、携帯型デジタル音楽再生機「iPod(アイポッド)」機能を内蔵した携帯電話機を発売するという。9日にも発表する見通しだ。
アップルの携帯電話機は、同社が運営する世界最大のインターネット音楽・映像配信サイト「iチューンズ」から楽曲やテレビ番組などを取り込んで楽しめるのが特徴となる。
アップルは音楽・映像のネット配信や携帯型デジタル音楽再生機市場で首位を走っており、米携帯電話機市場の勢力図が大きく変わる可能性がある。