2007年01月06日(土) 08時00分
ソフトバンクモバイルが新プラン 月額980円で通話無料(産経新聞)
ソフトバンクモバイルは5日、月額基本使用料980円を払えば、ソフトバンクの携帯電話同士が通話無料(午後9時から午前1時を除く)になる新料金体系「ホワイトプラン」を16日に開始すると発表した。基本料を7割引きの2880円とした現行料金体系「ゴールドプラン」のキャンペーンは15日で終了し、さらに値下げした新料金体系で顧客獲得を目指す。
新料金体系は、現行のキャンペーン価格よりも基本料金を約66%引きと大幅に引き下げる。ただ、現行では夜間時間帯(午後9時から午前1時まで)での無料通話分が200分あるのに対して、新料金では無料通話分がない。そのため、夜間に通話が多い利用者は、現行よりも割高になる可能性もある。
同社は16日以降もキャンペーン価格を継続すれば、景品表示法で禁止されている「不当な二重価格表示」に抵触する恐れがあった。そのため、現行料金体系は正規料金の9600円にして継続する方針だが、他社との競争上、新たな料金体系を模索していた。
5日に会見した孫正義社長は新料金体系について「公正取引委員会からの指摘を受けないように十分議論した」と胸を張った。一方、980円が「不当廉売」ではないかとの指摘に対しては、「巨大な利益は無理だが、着実に顧客が増えることで健全な事業を行える」と反論した。
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≪孫社長 「ひっかけ」批判に配慮 公取には説明≫
孫正義社長との一問一答は次の通り。
−−新料金プランは値下げか
「基本的には大幅値下げだ。今度は『ひっかけ』などと批判されないように配慮した」
−−公取委には
「事前に説明した。全く別の料金プランということで、問題はないという反応だった」
−−減収になるが
「利用者数が同じのままならそうだ。しかし、ゴールドプラン加入者は、データ通信も使ってくれる頻繁な利用者が多い。今回の980円はあまり使わない人も入ってくるだろうから、掛け合わせれば平均くらいになるかもしれない」
−−利用者が増えた場合、基地局は大丈夫か
「当社の第3世代携帯電話の利用者はまだ少ない。だからできた。他社のように利用者が増えたらできないプランだ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000008-san-bus_all