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2007年01月05日(金) 03時11分

名古屋の更生支援NPO関連会社、寮費など所得隠し読売新聞

 入寮者を監禁して死亡させ、代表理事らが逮捕、起訴された名古屋市北区の引きこもり者更生支援NPO法人「アイ・メンタルスクール」(解散)の関連会社が、名古屋国税局の税務調査を受け、2006年4月期までの5年間で約2000万円の所得隠しを指摘されていたことが4日、わかった。

 寮費の一部を所得として申告しないなど悪質で、追徴税額は重加算税を含め約800万円とみられる。同社は修正申告した。

 この会社はNPO法人と同名の有限会社で、事件のあった寮を運営。元代表理事の杉浦昌子被告(50)が実質的に経営していた。

 関係者によると、同社は引きこもり者ら寮生から、月額13万円の寮費と医療費などの雑費計約20万円を毎月受け取っていたが、杉浦被告はその一部を個人名義の口座に隠し、約1300万円を法人所得から除外していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070105-00000401-yom-soci