知人の男(43)が盗んだ拳銃を指定した場所に置かせ、押収したと装っていた奈良県警橿原署地域課の男性警部補(47)が、不適切な女性関係でも脅されていたとみられることが5日、県警の調べなどで分かった。
警部補は拳銃のことで男に500万円を要求され、00万円を払ったことも判明。金の受け渡しには、第三者が間に入っている可能性が高く、県警がさらに調べている。
これまでの調べでは、警部補は捜査を通じて男と知り合い、2002年に男から「拳銃を盗んだ」と相談され、押収を装った。男は06年に別の窃盗事件で逮捕され、奈良少年刑務所から「数百万円を払わなければ拳銃のことをばらす」との内容の手紙を送り脅迫した。
男は警部補の女性関係についても何らかの情報を持っていたとみられ、県警はその件でも脅していた可能性が高いとみている。
ZAKZAK 2007/01/05