外務省職員17人が痴漢行為、飲酒・酒気帯び運転などで昨年12月13日までに懲戒処分を受けていたことが4日、同省が鈴木宗男衆院議員に提示した資料で明らかになった。
資料によると、1992年9月に、モロッコで飲酒運転し死亡事故を起こした職員や、2003年10月に電車内で女子高生に痴漢をした職員ら3人が1カ月の停職処分を受けたほか、14人が減給、戒告処分になった。
国家公務員の懲戒処分指針では、飲酒運転は最高、免職処分となるが、外務省は「当時と現在で指針内容も違う。人事院と相談しながら適正に判断をしたのではないか」としている。
同省は昨年12月の政府答弁書で、痴漢行為などで職員30人を処分したことを認めたが、具体的な処分内容は明らかにせず、鈴木氏側が詳細を示すよう求めていた。
ZAKZAK 2007/01/05