松岡氏はこの問題が明らかになった昨年9月の記者会見で、パーティー券について「後援者が購入をお願いした」と説明、自身や事務所とWBEFのつながりはないとしている。
内閣府の西達男国民生活局長は「秘書と称する人から電話で問い合わせがあったと聞くが、依頼するとか働き掛ける内容とは聞いていない」と話している。
WBEFのNPO法人申請をめぐっては、自民党の魚住汎英(ひろひで)参院議員が内閣府に7回にわたって審査状況を問い合わせていたことが分かっているほか、魚住議員に対しエフ社側から2000万円が提供された疑いも浮上している。
郵政造反組の復党に始まり、本間正明・前政府税調会長と佐田玄一郎前行革相のスキャンダル辞任などで支持率が低下し続けている安倍内閣。「スキャンダル爆弾で安倍内閣は青息吐息。次の爆弾が弾けたら終わり。松岡氏の件も、疑惑のある会社からカネをもらって、しかも口利きをしていたことが事実であれば問題だ」(自民党幹部)といわれるだけに、新年早々、前途は多難といえそうだ。
ZAKZAK 2007/01/05