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2007年01月05日(金) 22時21分

ネットで電子決済、大多数が個人情報漏れに不安読売新聞

 インターネットを頻繁に活用する利用者の半数弱が、電子決済をしようとする際に、個人情報の漏えいなどに不安を感じながらも、詐欺対策に注意を払っていないことが大手ウイルス対策会社シマンテックの調査でわかった。

 実際、漏えいなどの被害に遭った人も3・5%に上った。同社は「サイトが信頼できるものかよく確認する、不正行為の手口を知るなどの防御策が大切だ」と話している。

 調査は、2006年9月、15歳以上でネット利用歴3年以上の1000人を対象に行われた。

 ネットを利用した買い物や金融取引をする人はそれぞれ84・8%、63・7%に上った。こうした電子決済を行う上で不安に感じることの上位は「個人情報の漏えいと盗難」「預金の引き出し、クレジットカードの不正使用」で、それぞれ90・6%、90・4%(複数回答)に達した。

 最近、電子店舗に見せかけたサイトで、個人情報を入力させる詐欺が目立っているが、こうしたネット上の詐欺に、「安心だと確信できるサイトでしか買い物しない」などの何らかの対策をとった人は52・5%しかいなかった。詐欺被害に遭わないと自信のある人はわずか1・9%。大半は、詐欺の不安を感じながら、サイトなどに個人情報を入力し、利用していることがわかった。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070105it14.htm