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2007年01月05日(金) 00時00分

奥西死刑囚が特別抗告 毒ぶどう酒事件 東京新聞

 三重県名張市で一九六一年に女性五人が死亡、十二人が中毒症状になった名張毒ぶどう酒事件で、奥西勝死刑囚(80)の弁護団は四日、再審開始決定を取り消した名古屋高裁の異議審の決定を不服として、最高裁に特別抗告した。

 弁護団は申立書で異議審の決定は「疑わしいときは被告人の利益に」という刑事裁判の原則を再審にも適用した最高裁白鳥決定に反した証拠認定を数多く行ったと主張。自白の信用性が高いとした点については「客観的な証拠と符合するかどうかなど、最高裁がこれまでに示した信用性の判断基準に違反し、直観や印象による判断をした」と指摘した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070105/mng_____sya_____008.shtml