年末年始(12月29日—1月3日)の全国の交通事故死者数は前年同期比14.2%減の91人で、統計が残っている1970年度以降、最少となったことが4日、警察庁のまとめで分かった。
飲酒運転による交通事故の死者数が前年同期の23人から9人へと大幅に減少したのが要因。警察庁は「社会的な機運が高まっているのではないか」としている。
交通事故死者数が最も多かったのは茨城県で6人。次いで北海道、静岡県が各5人だった。岩手県など10府県はゼロだった。
飲酒運転による事故は、発生件数も68.1%減の104件、負傷者数も72.2%減の148人で、いずれも激減した。
一方、全国の警察は昨年12月30日から1月3日まで暴走族の集中取り締まりを実施。道交法違反容疑などで377人を摘発、うち9人を逮捕した。
ZAKZAK 2007/01/04