ＡＴＭ現金振り込み上限引き下げ　２００万円→１０万円（朝日新聞）

2007年01月04日(木) 11時10分

　金融機関の現金自動出入機（ＡＴＭ）を使った現金振込金額の上限引き下げが、４日始まった。これまでの１回「２００万円以下」を「１０万円以下」に変更。１０万円超の現金を振り込む人は、窓口で運転免許証などの本人確認書類を示す必要がある。窓口での混乱を避けるため、銀行は窓口の行員を増やすなどして対応した。

銀行のＡＴＭ前には振り込み制限を知らせる看板が置かれていた＝４日午前、東京・新橋で

　自分の金融機関口座のキャッシュカードを使う場合は、従来通りＡＴＭで１０万円超の金額も振り込める。

　東京都港区のみずほ銀行新橋支店は、ＡＴＭの横に制度変更の内容を伝える大きな看板を置いて注意を喚起。本格的な仕事始めは５日以降の企業もあってか、午前中は混雑も少なく、目立った混乱は無かった。みずほの場合、窓口応対の行員を全体で約２６０人増やし、質問などに答えることにしている。