2007年01月01日(月) 13時56分
政治資金寄付を装い資金洗浄?前知事親族らの名前使う(読売新聞)
宮崎県の官製談合事件で、競売入札妨害(談合)罪で起訴された前知事安藤忠恕(ただひろ)被告(65)の親族らが、安藤被告の資金管理団体に寄付していないのに、寄付者として政治資金収支報告書に記載されている疑惑が浮上し、県警は政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で本格捜査に乗り出した。
県警はすでに一部の関係者から事情を聞いており、安藤被告側が、集まった金を、親族らの名前を利用して「資金洗浄」していたとみている。
県警の調べや関係者によると、団体は「明日の宮崎を創(つく)る会」(宮崎市)。
疑惑が持たれている収支報告書は2003年分。50人以上から計約4000万円の寄付を受け、うち約3500万円を安藤被告の後援会に、残り約500万円を安藤被告に寄付したように記載されている。しかし、捜査の結果、寄付者として記載された数人が、実際には寄付していない疑いが強まった。いずれも安藤被告の親族で、それぞれ100万〜30万円を寄付したことになっていて、総額は約500万円という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070101-00000105-yom-soci