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最高裁などによると、死刑判決は東京、大阪、奈良など九地裁と二地裁支部で、強盗殺人四件の西本正二郎被告(30)や姉妹刺殺の山地悠紀夫被告(23)ら計十三人。
東京、大阪など四高裁と一高裁支部では、オウム真理教元幹部の新実智光被告(42)や土谷正実被告(41)ら計十五人。うち母子殺害放火の森健充被告(49)ら三人は一審の無期懲役を破棄、死刑とされた。
最高裁判決は、幼女連続誘拐殺人の宮崎勤死刑囚(44)、女児二人誘拐殺人の久間三千年死刑囚(68)ら計十六人。
年間の死刑判決は、八〇年から二〇〇三年までは五−三十人にとどまったが、〇四年に四十二人に急増し、昨年は三十八人。死亡被害者一人で死刑を言い渡されたのは女児誘拐殺人の小林薫死刑囚(38)だけだった。
死刑が確定したのは、最高裁判決の十六人と決定で特別抗告を棄却された松本死刑囚、控訴を取り下げた小林死刑囚ら。
法務省の矯正統計年報によると、死刑囚は八〇年から九〇年まで二十四−四十六人、九一年以降は五十人台で推移。〇四年に六十六人、昨年も七十七人と増加し、今年は百人に迫った。
一方、死刑の執行は九〇年代後半が年間四−六人なのに対し、二〇〇〇年以降は一−三人と減った。昨年十月から今年九月まで法相を務めた杉浦正健衆院議員は執行命令を出さなかったが、後任の長勢甚遠法相が今月二十五日、四人の刑の執行を一度に命じた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20061231/mng_____sya_____012.shtml