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内と草野はゼロからの再出発となる。ジャニーズ事務所にはデビューを目指してダンスや歌の練習に励むジャニーズJr.と呼ばれるレッスン生が150人以上所属する。先輩グループの公演や出演番組でバックダンサーを務めることも多いが、2人には、すぐにその機会が与えられることもないという。レッスンに専念する研修生という立場で出直すことになる。
同事務所関係者は「ジャニーズJr.とは一線を画す立場。レッスンに参加する資格がある程度と理解していただければ」と説明した。所属したNEWSに復帰することはなく、事実上の脱退。今後のスケジュールも白紙だ。
内は当時18歳だった昨年7月、仕事先の仙台市内でフジテレビの菊間千乃アナらと飲酒後、暴れていたところを補導された。一方、草野は今年1月、月刊誌に飲酒騒動を報じられた。いずれも解雇には至らなかったが、無期限の活動自粛処分が下された。同事務所はこれまで、未成年の飲酒や喫煙が発覚した際に解雇など厳しい措置を取り続けてきた。今回も、いずれ2人は解雇になるのではという見方もあった。
2人は何度も都内の事務所に足を運び、事務所側と話し合いを重ねた。NEWSのメンバーも活動再開を許すように事務所側に熱心に働き掛けたという。
同事務所幹部は「迷惑を掛けたNEWSへの復帰は許さない」という姿勢は崩さなかったが12月に入って「研修生という立場なら」と活動再開を認める方針を固めた。この日、マスコミ各社にファクスで送った文書で「十分に反省していると認められたため、初心に戻って一から出直したいという意向を尊重し、研修生として活動を再開させていただくことになりました」と説明した。
2人は03年にNEWSのメンバーとしてCDデビュー。不祥事でファンと周囲の期待を裏切った。活動再開は寛大な措置にも思えるが、再デビューの保証はまったくない。厳しい立場の再出発となる。