2006年12月30日(土) 23時20分

国外逃亡犯の被害者支援　ＮＰＯ法人設立へ　静岡（朝日新聞）

　静岡県焼津市のブラジル人母子３人殺害事件など、県内で起きた事件で容疑者となったブラジル人の出国が相次いでいることを受け、被害者遺族らが３０日、同県浜松市内で記者会見し、ＮＰＯ法人「国外逃亡犯罪被害者をサポートする会」の設立を来月１５日に申請すると表明した。容疑者の引き渡しや、相手国の国内法での処罰を国に求める一方、来夏には遺族がブラジルを訪れ、引き渡しを訴えることも計画しているという。

　同法人は募金などで支援金を集め、外国人容疑者の出国が繰り返されないための活動を行うほか、被害者の精神的サポートをするという。

　在日外国人を排斥するのではなく、共存共栄を目指すとしている。理事長にはブラジル人が起こしたとされる０５年の交通事故で長女理子ちゃん（当時２）を亡くした母親の山岡理恵さん（４１）＝同県湖西市＝が就く。

http://www.asahi.com/national/update/1230/TKY200612300202.html