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29日付パリジャン紙などによると、事故があったのはパリ北方、サンドニ市にある17階建ての低所得者向け住宅。19日午前、上階に住む女性が近所にパンを買いに出た。戻らない娘を心配した父親は、エレベーターが3階と2階の間で止まっているのを突き止め、「娘が閉じこめられたかもしれない」と住宅の管理人に知らせた。
管理人が呼んだメーカーのシンドラー社の関係者は、呼びかけに応答がなく、非常ボタンも押された形跡がないため、誰もいないと判断した。22日午前、修理中の係員が弱いうめき声を聞くまで女性の存在に気づかなかった、という。
約70時間も飲まず食わずだった女性は脱水症状が激しく、病院で手当てを受けた。女性は「空腹と寒さがつらかった。靴で遊んで気を紛らわせた」と話している。
警察は、女性が非常ボタンを押したかどうかを含め関係者から事情を聴いている。