悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年12月28日(木) 00時00分

大阪地裁また…今度は別の女性書記官が「呼び出し」忘れZAKZAK

 大阪地裁の女性書記官が、1100万円の貸金返済をめぐる民事裁判の第1回口頭弁論期日が指定されたことを知らせる書類を送り忘れたため、出頭できなかった被告が原告の請求を受け入れたと見なされ、全面敗訴の判決を言い渡されていたことが27日、分かった。

 被告は控訴し、大阪高裁の渡辺等裁判長は同日の判決で「訴訟手続きに違法があった」として一審判決を取り消し、審理を地裁に差し戻した。

 同地裁では9月にも別の女性書記官が民事裁判の被告の呼び出しを忘れ、判決を言い渡していたことが明らかになったばかり。相次ぐミスに地裁の大山隆司所長は「誠に申し訳ない。あらためて職員に注意喚起し、再発防止に万全を期したい」としている。

 地裁によると、大阪府大東市の男性が貸金1100万円の支払いを求めた訴訟で、書記官は9月下旬、訴状に通常同封する第1回弁論期日の呼び出し状を入れ忘れ、訴状だけを被告の男性に送った。

 民事訴訟法159条は被告が弁論に出頭しない場合、原告の主張を認めたと見なすと規定。大阪地裁は10月23日の第1回弁論で、不在の被告に全額の支払いを命じる判決を言い渡した。

ZAKZAK 2006/12/28

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006122805.html