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高槻市真上町2丁目の子ども連れ客限定のカフェレストラン「カルペール」が、開店半年で会員に登録した人が1700人を超え、人気を集めている。今後は子育てや母親向けのヨガなどの教室も予定しており、店長の友井公章さん(35)は「母親らが自分の時間を持つことで、子育てのストレスを少しでも軽くしてもらいたい」と話している。
入店できるのは12歳以下の子どもと同伴者。テーブル席30席の店内には靴を脱いで入り、床には子どもがはい回れるようにカーペットがしかれている。約30平方メートルの飲食スペースに隣接して、滑り台などがある約20平方メートルの遊び場があり、保育士を含む保育スタッフが常時詰め、親は子どもの遊ぶ様子を見ながら食事を楽しめる。
「名前を呼び合える家庭的な雰囲気にしたい」と、会員登録してもらった客は1700人を突破した。近所の人が多いが、休日は京都市や吹田市からの客もいる。2時間以上いる親子や20回以上訪れた人もいて、予約で満席になることもあるという。長女陽香(はるか)ちゃん(7カ月)とよく利用する高槻市宮之川原の松本智子さん(27)は「子どもが周囲に迷惑をかけると思うと、連れて行ける場所はほとんどない。こういう店があって本当によかった」と話す。
大手電器メーカーのエンジニアだった友井さんは、現在、8歳と5歳の女児が生まれて子育てを始めてから、ゆっくり外食できる場所が少ないのに悩んできた。起業に興味があったこともあり、「大人はのんびり、子どもは楽しく食事ができる場所は喜ばれるはず」と、昨年9月に会社を辞め、開店準備を始めた。知人ら約100人に、理想の親子カフェの姿や価格帯をアンケート。茨木市内のカフェで修業もした。子育て中の母親が多いとして高槻市を選び、今年6月に開店した。
来年1月からは母親向けのヨガなどの教室と身ぶりで赤ちゃんと意思疎通するベビーサイン教室を始める。友井さんは「小さな子どもがいるとカルチャー教室などには行きにくい。好奇心や向学心を満たしたい母親たちの要望に応え、充実させたい」と話している。
営業時間は午前10時〜午後9時。定休日は年末年始と夏休み。紅茶320円、パスタ780円から。1〜9歳の子どもは入店の際に、入店料(30分200円、以後30分ごと150円)必要。問い合わせは同店(072・684・0088)へ。
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000612280002