2006年12月27日(水) 15時01分
県子ども女性相談センター:一時保護所を新築、開設−−高松 /香川(毎日新聞)
児童虐待事案などの増加に伴い、手狭なうえ、老朽化していた県子ども女性相談センター(高松市)の一時保護所の新築工事が完了。26日に新施設がオープンした。
鉄骨2階建て。児童一時保護所と婦人相談所一時保護所、婦人保護施設を合わせた延べ床面積は964平方メートルと、旧施設(361・86平方メートル)の約2・7倍となった。総事業費2億5000万円をかけ、05年度から工事を進めていた。
このうち、児童一時保護所では、これまで和室4室で12人程度しか利用できず、談話室や食堂を被保護者の居室として使用したこともあったといい、新施設ではスペースを拡大した。部屋数も個室4室、2人部屋8室に増やし、個室化を図ったことで、虐待などさまざまな事情を抱えた子どもたちのプライバシーや心のケアに配慮している。
同センターによると、昨年度は218人の児童を一時保護所で保護。平均19・7日間の利用があり、1日平均では11・8人が保護されている。【高橋恵子】
12月27日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000168-mailo-l37