2006年12月27日(水) 12時47分
<京都市>セクハラなどで職員を懲戒免職 市長に匿名投書(毎日新聞)
京都市は27日、複数の部下へセクシャル・ハラスメントを繰り返したり、自動販売機の設置手数料を私的に流用したなどとして、市環境局適正処理施設部管理課の男性係長(56)を、同日付で懲戒免職にした。市長への匿名の投書で発覚した。同市職員の懲戒免職は今年度16人目で、うち環境局は12人。
市によると、係長は同市北部クリーンセンター(同市右京区)に隣接する「やまごえ温水プール」で、02年4月の開設以降、事務所長を務め臨時職員の採用責任者だった。開設当初から女性臨時職員数人を別室に呼び出し、ひわいな言葉をかけたり、性的関係を求める発言もした。セクハラを苦に辞めた女性職員もいるという。また、プールに飲料の自動販売機延べ7台を勝手に設置。手数料約30万円を私的に管理し、所員への歳暮に使ったり、タクシーチケットの私的流用もあった。
係長は、私的流用などは認めているが、セクハラは否定しているという。長谷川賢一・同局理事は、「公務員としてあるまじき行為。心からおわびする」とコメントした。【藤田文亮】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000045-mai-soci