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薩摩川内市の市立小学校2校が、6年生の通知表で社会科に「愛国心」にかかわる評価項目を設けていることが26日、分かった。2校とも「文部科学省の学習指導要領に従って設けた」としている。父母からの異論はないとしながらも、「内面を評価するのは難しい」として来年度は、削除または表現の変更を検討している。
「国を愛する心情」という表現の評価項目を設けたのは2校。それぞれ04年度と06年度に導入したという。評価項目は校長の権限で決められる。
1校の項目は「我が国の社会的事象に関心をもち、意識的に調べ、国を愛する心情と世界の人々と共に生きるという自覚を持とうとする」。もう1校は「我が国の歴史と政治、国際社会における役割に関心を持ち、歴史と伝統を大切にし国を愛する心情を持とうとする」となっており、いずれも学期ごとの3段階評価。
同市教委学校教育課は「『愛国心を評価するものではない』と認識しているが、分かりやすいものにするように学校側に要請した」という。
06年度から導入した校長は「実際にやってみると、何をもって評価するのか難しい。誤解を招くおそれもあり、削除する考えだ」と話している。
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000612270003