悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
原告側によると、長男は90年6月に生まれ、父親(43)が同市役所に出生届を提出。02年1月、長男の戸籍を確認したところ、生まれた日付で「奈良市で死亡」と記載されていたのに気づいた。市は直後に修正したが、「再製」の文字が残り、不自然な戸籍になったという。
当時の担当者は「2、3年後に戸籍を電算化するので、再製の文字は消える」などと記した約束文を両親に渡したが、担当部署内でこの文書は引き継がれず、戸籍の電算化もされていない。原告側弁護士は「ミスを闇から闇に葬るような市の姿勢をただすのが提訴の目的」と主張する。
市によると、戸籍の電算化に必要な機器の設置費用などを来年度予算案に盛り込むことを検討中という。林啓文・市民生活部長は「戸籍の誤記や文書が引き継がれなかった点は市側のミス。現在は誠意を持って対応している」と話す。
http://www.asahi.com/national/update/1226/OSK200612260068.html