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市長のスケジュール、民間で管理することになりました——。1千件を超す市のすべての事業を対象に、民間から引き受け提案を募集していた我孫子市は26日、79件の提案が寄せられ、うち「秘書業務」など34件を採用した、と発表した。来年度から順次、民間委託する。
今後の税収減を見据え、「公共サービスをすべて行政が担うのは不可能」として、全事業の内容、事業費などを公開、民営化提案を募る初の試み。3月末、職員の人事異動や徴税を含む全1131事業について市ホームページで公開した。
採用された34件のうち現在、市が直接実施しているのは20件。市長のスケジュール管理などの秘書業務のほか、市政への手紙・メールの管理▽給与計算事務▽庁内の研修▽避難場所の案内板設置▽市民講座の運営・企画などを、新たに民間委託する。ほかの14件は、すでに市が民間委託している事業だった。
ほとんどの委託先は、競争入札を経て決定する。外部委託による情報漏洩(ろう・えい)などの可能性については、「入札では委託先の情報管理体制も重視し、さらに委託契約書に守秘義務を盛り込むことで担保できる」と市は説明している。
今後、委託費用の予算計上については、議会の承認が必要になる。
福嶋浩彦市長は「行政の経費削減と公共サービスの縮小を一体にしてはならない。大きな公共サービスと小さな自治体を両立する努力が大事」と話している。
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000612270001