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国交省は、0.5未満は震度5強程度で倒壊の可能性があるため使用中止など緊急対応の必要があるとし、0.5以上1未満は改修で対応可能との見方を示している。
調査は、耐震強度偽装事件を受けて今年2月から開始。全国で01〜05年ごろに建築確認を受けた10階建て程度のマンション(推計約7000棟)から無作為抽出した389棟が対象。同省外郭団体の日本建築防災協会で構造計算を再計算したうえ、非破壊検査で鉄筋の配置を調べたりコンクリートの強さを測ったりした。168棟はなお調査中。
調査済みの221棟のうち、強度不足のおそれが指摘された15棟については、構造計算書と設計図との不整合や、計算過程に不自然な点があったという。
同省は15棟が所在する自治体に報告内容を伝え、強度が満たされているかどうかの再確認を求めた。強度の確定には、設計した1級建築士らから設計の意図や計算の考え方を聴いたうえで、専門家で精査する作業が必要で、さらに3カ月程度かかるという。
同省は15棟の建物名や所在地を明らかにしておらず、住民にも強度不足の可能性を知らせていない。「正式確定後、通知する」としている。また、強度不足が確定した場合、設計した建築士らを処分する方針。
新たな強度不足の疑いが浮上したことについて、国交省は「疑問のある設計がなされ、建築確認されたことは遺憾。確定後、厳正に対処したい」としている。
http://www.asahi.com/national/update/1227/TKY200612270340.html