2006年12月26日(火) 12時02分
県職員収賄:地検、県職員を起訴 消費者金融の返済に /長野(毎日新聞)
県発注工事に絡む収賄事件で、長野地検は25日、県会計局東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)を収賄罪で起訴した。
起訴状などによると、野崎被告は県松本建設事務所の出先機関「県奈良井川改良事務所」の建設係主査として工事の設計や監督などをしていた02年4月16日、松本建設事務所発注の女鳥羽川護岸整備工事を受注した松本市内の建設会社の幹部から、積算価格などを教えるなどした見返りに250万円を受け取った。
これまでの調べで、野崎被告は1000万円を超す借金があり、受け取った金のほとんどを消費者金融への返済に充てたという。積算価格は入札前の01年9月、業者の求めに対して教えたと説明。金は被告から要求し、奈良井川建設事務所内で勤務中、封筒に入れた現金を受け取り、領収書を渡していたという。業者側(時効成立)はこの入札だけでなく、その後も同事務所発注工事で有利な取り計らいを受けようとして現金を渡したと話しているという。【江連能弘】
12月26日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061226-00000101-mailo-l20