2006年12月25日(月) 12時37分
日興コーディアル、新社長に桑島正治取締役が昇格(ロイター)
[東京 25日 ロイター] 日興コーディアルグループ<8603.T>は25日、有村純一社長と金子昌資会長が退任し、桑島正治取締役が社長に昇格する人事を決めたと発表した。異動は12月26日付。
日興プリンシパル・インベストメンツの城戸一幸社長と平野博文会長も退任する予定。
また、同社は決算訂正に至った事実を究明するために、外部の専門家を中心に特別調査委員会を設置することも決めた。社内組織から独立して原因を究明、再発防止を図るとともに、失った市場の信頼回復を目指す。
証券取引等監視委員会は18日、日興CGが2005年3月期決算で利益を不正に水増しし、市場から500億円の資金を調達したとして、同社に対し調達額の100分の1にあたる5億円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告していた。
この不正決算をめぐっては、日興が一担当者による過失と主張していたのに対し、証券監視委は組織的なものとの見方を示すなど、意見の食い違いが表面化していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061225-00000879-reu-bus_all