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2006年12月25日(月) 19時50分

日興CG、早急にガバナンス回復を=五味金融庁長官ロイター

 [東京 25日 ロイター] 金融庁の五味廣文長官は25日の定例会見で、日興コーディアルグループ<8603.T>の不適切な会計処理問題について、同社はガバナンス(企業統治)を早急に回復することが不可欠だとの認識を示した。日興CGは同日、有村純一社長と金子昌資会長が辞任し、桑島正治取締役が社長に昇格する人事を発表した。
 五味長官は「日興コーディアルグループにとっての急務は、企業としてのガバナンスを早急に回復、確立すること。ガバナンスの回復は、日本の証券市場に対する信認回復のために不可欠だ」と指摘。その上で「新しい経営陣はここを十分に自覚して、ガバナンスの回復・確立に大いに努力してもらいたい」と語った。
 日興の不正会計処理をめぐっては、適正意見を出した当時の旧中央青山監査法人(現みすず監査法人)の責任論も浮上している。これについて五味長官は、あくまで一般論と断った上で、「仮にその職責を果たさず、適正な監査を行っていなかったことが確認されれば、法令に基づいて職業専門家としての責任が問われていくことになる」と説明。監督当局としての対応についても「情報収集を行い、公認会計士法上の問題となる事項が確認されれば、必要な調査を行い、法令に則って適切な対応をとる」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061225-00000916-reu-bus_all