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韓国・富川(プチョン)市の高校生と、友好都市の川崎市など県内の日本人や在日コリアンの高校生たち合わせて約30人が24日、「天皇制」をめぐって、川崎市麻生区の市黒川青少年野外活動センターで議論をかわした。
日本側の生徒が新旧両憲法の天皇制を比較し、天皇制と国民の祝日のかかわりを報告。神奈川朝鮮中高級学校の生徒は皇民化政策について報告し、「朝鮮語も日本語も、自分の国の言葉は大切」と述べた。
韓国の生徒たちは富川高校と日韓関係に興味のある韓国の一般人、それぞれ100人に尋ねたアンケート結果を説明した。
天皇制について「韓国と関係ないから関心がない」という生徒は46%、一般人では33%だった。「大韓帝国と皇帝を擁立するのに積極的に賛成」する人が、高校生では10%と一般人の2%を大きく上回った。
富川市の男女高校生12人は、OBの東国大の学生や事務局員など5人とともに、ホームステイ2日を含め4泊5日で来日している。
川崎、富川両市の高校生交流は00年、川崎の高校生が富川高の日本研究班を訪問して始まった。日本側は夏、韓国側は冬に相互訪問し、今回が14回目。これまでも「靖国神社」「歴史教科書」といった問題を話し合って来た。
指導する県立麻生高の風巻浩教諭は「日韓の高校生の交流はほかにもあるが、在日コリアンの生徒も入ってこれだけ続いているのは、例がないのでは」と話している。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000612250003