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ジャンプ、スピン、スパイラル——、氷上の華麗な演技が観客を魅了するフィギュアスケート。トリノ五輪で金メダルに輝いた荒川静香選手や、グランプリ・シリーズの浅田真央選手らの活躍で、県内でも人気が高まっている。県スケート連盟の登録選手は今シーズン約70人に急増。その中で女子強化選手に選ばれている4人は、26日に名古屋市である国体予選会に向け練習に励んでいる。
(黒川真里会)
同連盟によると、県内のスケートリンクは日立市とひたちなか市に1カ所ずつあるだけだが、登録選手は昨シーズンに比べて約20人増えた。
鈴木みさ子フィギュア部長(50)は「7、8年前から小学生対象のスケート教室を開いて底辺拡大を進めてきたが、日本人選手の活躍にも後押しされた」と分析する。
特に登録者の半数以上が小学生で、「選手が増えることで、切磋琢磨(せっ・さ・たく・ま)ができる。5年後、10年後に向けて良い選手が育てば」と期待を寄せる。
現在、県内の女子フィギュア界を引っ張るのは、石田さやか(23)、加藤栄莉奈(22)、砂川絵理佳(17)、藤井美穂(16)の4選手。それぞれ成年、少年の県代表として国体予選会に臨む。
国体は代表2選手の合計得点で争われる。昨年も同じメンバーで予選会に出場し、成年(石田、加藤)は9県中トップで国体出場を果たした。しかしシードと開催県を含む16県が出場した国体では10位。翌年のシード権が得られる入賞(8位以内)には及ばなかった。
4年連続で代表の石田選手は演技力に定評があり、強化選手のリーダー的存在だ。今回はダンサーの恋物語をテーマにした曲を選んだ。「ダンスが好きだという思いや、切なさといった気持ちをのせて滑りたい。スケートの楽しさを伝えたい」と話す。10月から本格練習を始めた。選手と編集者の仕事との二足のわらじをはきながらも、仕上がりは順調だ。
少年(砂川、藤井)は昨年、本戦に進めなかった。茨城キリスト高校2年の砂川選手は「ジャンプが安定してきた。高いジャンプを目指したい」と予選突破に意欲を見せている。
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000612240001